睡眠の質を上げる呼吸法

睡眠の質を向上させる呼吸法

心身の健康を保つ上で重要な役割を果たす睡眠ですが、布団に入ってもなかなか眠れないことがありますね。
頭が活動的で考えが巡り続けたり、不安感に包まれてしまったりして、時間だけが過ぎていく夜は誰にでもあります。
そんな時、試して欲しいのが特別な呼吸法です。
ここでは、ぐっすりと質の良い眠りに誘うおすすめの呼吸法をご紹介します。

睡眠不足や低質睡眠の背後にあるもの

睡眠は自律神経の働きと密接に関連しています。
自律神経は日中活動的な「交感神経」と、リラックス状態の「副交感神経」の二つで構成されています。
昼間は交感神経が優位になり、夜には副交感神経が働き、心身ともに休息モードに切り替わります。
しかし、夜遅くまでの作業や強い光にさらされる生活を送っていると、副交感神経の活動が抑制され、交感神経が活発なまま夜を迎えてしまいます。
このような生活が続くと、睡眠の質が低下し、自律神経のバランスも崩れがちになります。
そこで活用したいのが、自律神経のバランスを整える呼吸法です。

質の良い睡眠へ導く呼吸法

腹式呼吸と4-7-8呼吸法

質の高い睡眠を得るために推奨されるのが「腹式呼吸」です。
腹式呼吸は、息を吸う際にお腹を膨らませ、息を吐く際にお腹を引き締める呼吸法で、副交感神経を活性化させリラックス状態を促します。
初めは難しく感じるかもしれませんが、「4-7-8呼吸法」を試すことで、腹式呼吸が容易になります。
4-7-8呼吸法は、深く腹式呼吸を行うことで、副交感神経を優位にしリラックス状態に導きます。

代替鼻孔呼吸法

もう一つの方法として、「代替鼻孔呼吸法」があります。
これは、一方の鼻から息を吸い、反対の鼻から息を吐くというヨガで行われる呼吸法です。
この方法は身体のバランスを整え、深いリラックスをもたらします。

呼吸のカウント

そして、「呼吸をカウントする方法」も効果的です。
呼吸のたびにカウントすることで、意識を呼吸に集中させ、心を落ち着けることができます。
この方法は、心が落ち着かない時や、考えが止まら

ない時に特に有効です。

まとめ

質の高い睡眠は、日々の活動において多くのプラスの効果をもたらします。
上記で紹介した呼吸法を取り入れることで、眠りへの入りやすさが改善され、質の良い睡眠が得られるようになります。
寝付けない夜には、ぜひこれらの呼吸法を試してみてください。

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